PROFILE
北川昂佑
KINOWA Holdings株式会社 専務取締役副社長 薬剤師
立命館大学薬学部を卒業後、薬剤師として大手調剤薬局チェーンで約5年勤務。2020年には大学時代の同級生であった小西代表と共に株式会社LDPを興す。現在は、お茶の木薬局、くりの木薬局、そらの木薬局を運営する株式会社LDP代表取締役、及びKINOWA Holdingsの専務取締役副社長として事業拡大を支えている。
片岡慎
株式会社はれの木代表取締役 KINOWA Holdings株式会社 専務取締役 薬剤師
立命館大学薬学部を卒業後、医療機器メーカーの学術職として、4年半ほど従事。大学で同級生だった小西代表から「自分の薬局をもたないか」という話を受け、2021年10月はれの木薬局をオープン。そのタイミングで株式会社はれの木の代表に就任し、現場運営と経営に奮闘中。
高橋孝典
株式会社ワカバ代表取締役 KINOWA Holdings株式会社 常務取締役 薬剤師
徳島大学薬学部を卒業後、製薬会社にMRとして入社し、2年半勤務。そこで同期だった小西代表と出会い、「いつか自分も薬局を運営したい」と2021年に株式会社LDPに入社。開業支援を受け、2023年に株式会社ワカバを立ち上げ、ケアの木薬局をオープンした。今後はグループ会社に貢献するのが目標。
患者様のもっと近くで、もっと踏みこんで薬剤師の新たな存在価値を模索し続ける
外来患者様の窓口対応から介護施設・個人宅まで、薬局事業のフィールドを広げ続けているKINOWA Holdings株式会社。若き経営陣が語る、これからの薬剤師に求められる力やあらゆる可能性、そして一人ひとりをプロフェッショナルへと育てる環境づくりについてお聞きしました。
会社設立のきっかけ
「いつかみんなで薬局をやりたいね」
冗談のように話していたことが早々に実現!
―創業当時と働きやすい職場づくりについてお聞かせください。
北川:
木の和ホールディングスの代表である小西と私、片岡の三人は、大学時代の同級生で共に薬剤師を目指していました。卒業後、小西は製薬会社のMR、私は調剤薬局の薬剤師、片岡は医療機器メーカーの学術職と、それぞれの道に進みました。それが、ひと足先に調剤薬局を立ち上げた小西に誘われ、まずは私が加わり、共同代表として会社を立ち上げました。
片岡:
その後、参画したのが私で、グループ会社の一員として自分の薬局をオープンさせてもらうことができました。思えば、小西とは大学生の頃から「いつかみんなで薬局をやりたいね」なんて半分冗談で話していましたね。
北川:
あの頃していた話がこんなに早く実現したのは、彼がいつも目的意識をもって物事に取り組むタイプだったからかな。
片岡:
学生時代はそういう印象はなかったけど(笑)。もしかして、高橋さんと一緒にMRとして仕事する中で身についたことなのかもしれません。
高橋:
私は、小西さんとは新卒で入った製薬会社のMRの同期として出会いました。彼は、みんなをつなぐ力が大きいと感じており、経営陣や従業員がまとまっているのは、ひとえに彼の対応力のおかげだと感じています。
北川:
小西を中心として、この会社に参画してくれたからには働くみんなの人生が良くなってほしいと本気で考えています。そのために月に1度、経営陣が集まって運営について話し合い、グループ全体としての意識を統一する場を設けています。
片岡:
その他に、各店舗においても月1回、役員メンバーを加えたミーティングを行い、意思疎通できる場が設けられているため、風通しのいい環境が保たれているんだと思います。それが、人が長く勤めたいと思う働きやすい職場づくりにもつながっているんでしょうね。
高橋:
そうですね。あとは大きなルールの枠組みはグループ会社で決まっていますが、作業の進め方や細かい体制は働く人の声を反映しながらそれぞれ整えていく。そんな柔軟性のある職場だから働きやすいという社員の声もよく聞きます。
事業の強みや日々の挑戦
外来だけでなく介護施設や個人宅での服薬管理
医薬の知識をいかんなく発揮できる現場がある
―御社ならではの事業の強みについて教えてください。
北川:
他の調剤薬局との違いは、薬剤師の力をフルに発揮できる現場があるという点です。通常の外来対応の他、介護施設や老人ホーム、さらには患者個人宅への訪問を行い、服薬管理や生活相談などに対応しています。お客様からは「ここまでやってくれるのか」というありがたい言葉を頂戴することも多いですね。
片岡:
窓口に来られる患者さまもそうですが、介護施設の介護士、ケアマネージャーや看護師の方々からも「薬のことを相談できてよかった」と感謝していただけることも多いですね。また、うちの薬局では介護施設のイベントで薬について講演をしたり、患者様の相談にのったりするので、薬剤師や事務職員は通常業務とは違うやりがいも得られるはずです。
高橋:
それは嬉しいですよね! その他の当社の強みとしては、国が推奨していることを先駆けてやっていることです。自社でサービスとしてやってきたことが、数年後に医療保険として点数になり、報酬をいただける。この結果が自分たちの目指す方向が間違っていなかったんだという自信につながります。
北川:
自分達が患者様のためにと思って自然にやっていることが、のちのち国に推奨されるのは誇らしいことです。
片岡:
ただ、現場でさらに踏み込んで対応するということは、薬剤師としての知識がないとできないことであり、責任も伴いますね。それが自己成長につながるのですが。
北川:
ただ、薬剤師の中には、これまで学んできた知識を100%活かしきれていないという想いを抱いている人も多いはずです。私自身がそうでした。それを薬局の枠を超えて広い領域で存在価値を発揮できる現場があるのは、薬剤師にとっても喜ばしいことであり、我々の強みだと思います。
展望と求職者メッセ―ジ
これまでの概念を超えて
一人ひとりが自分の夢を描いていける
―10年後には30店舗達成へ!走り続ける御社が求めている人材とは?
高橋:
介護施設への往診同行で医師とともに現場に関わることは、薬剤師にとって貴重な経験の連続です。そこに挑戦することで、薬剤師としてのキャリアをしっかりと積んでいくことができます。その環境が用意されていますので、ぜひワクワクしながら入社していただきたいと思います。
片岡:
そうですね、環境は整っていますので、ぜひご自身がどんなキャリアを描きたいのか、その答えをもって来ていただけるとありがたいです。仕事だけでなく、人生で何をしたいのか、いろいろな夢をバックアップできる環境がここにはあります。
北川:
損はさせへん!とお伝えしたいです。薬剤師のキャリアの中で薬局薬剤師になる方が最も多い割合を占めますが、AIにできるような仕事になっていないでしょうか。それではもったいない。向こう30年、40年と生き抜くことができる薬剤師として、大きな武器を手にしてください。
当社なら、薬剤師+αの専門性を身につけることができます。また、将来独立を希望している方は、私たちがそれぞれ自らの薬局を経営しているように起業できるチャンスがあります。
高橋:
本当にそうですね!私もこの体制だったからこそ、自分の薬局がもてました。これからは、グループ会社へ貢献して恩返しをしたいと思っています。
片岡:
私は、これまで培った施設への対応のノウハウを、他の施設にも展開できる、薬剤管理業務コンサルティングにも興味をもっています。そのためにも、提案できる薬剤師、事務員、営業の方々の育成に力を注いでいきたいと思います。
北川:
多くの素晴らしい方々に出会えることを楽しみにしています。