「くりの木薬局」は、医薬品メーカーのMRとして働いていた私が2018年に1人で始めたところからスタートしました。
年々店舗を増やし、2025年までには10店舗に達します。この事業拡大の要となっているのが、医療と介護の融合という視点を早くから取り入れたことにあります。
当社の強みは、通常の調剤薬局の外来業務に加えて、老人ホームなどの介護施設、さらには個人宅への訪問に力を入れていることです。医療現場と介護現場の架け橋となり新たな市場をつくることで、社会を支えるインフラの1つになっていると自負しています。現在の事業の柱としては、6割が通常の外来調剤事業、その他が施設在宅の薬剤管理業務、さらに個人在宅への配薬対応です。この3つの柱をより強固なものにしたいと考えています。
一方で、SNSやチャットアプリの活用を含め、あらゆるシステムを活用し、薬局のDX化も推進しています。
また、薬剤師と患者様をオンラインで繋げる取り組みや、調剤事務員の業務を最大限拡充することで、チームで患者さまを対応する体制をとり、一人ひとりの負担軽減も図っています。
私の役目は、入社していただいた皆さんに長く働いていただける環境をつくること。それぞれが望む働き方に応じた環境を用意し、プライベートでも仕事でも輝ける人生を送ってほしいと心から願っています。そして、個人在宅や往診同行などに積極的に介入することで、以前より飽和すると言われ続けてきた薬剤師の介在価値を向上させることも私が果たすべき使命だと感じています。
今後どんなに事業がスケールアップしようとも、「清進誠意」を企業理念として、創業当時の挑戦心を持ち続け、会社としての成長を続けていきたいと思います。
当社が毎年のように新店舗をオープンできたのは、大学時代や会社員時代に苦楽を共にし、現在一緒に運営に携わってくれている仲間のおかげです。
彼らは「一緒に仕事をしてくれないか」という私の誘いに、若い頃と同じように二つ返事で引き受けてくれました。同じ方向を向いて共に走り続けてくれる仲間がいたからこそ今があると、たいへん感謝しています。
グループ全体においても、個人の限界はチームで超えていくというマインドセットが浸透していると感じています。
時代の変化に伴い、薬剤師の仕事も少しずつ変化しています。日本では高齢化による患者数の増加による病院の病床数の不足、さらに介護施設や老人ホームに人があふれ、今では個人宅での看取りを行うという流れになってきています。
こうした変化に対応するためには、古い慣習や常識にとらわれるのではなく、柔軟な視点を持ち、新しいことに挑戦し続けることができる薬剤師の存在がますます重要になってくるでしょう。
当社では、新たな仲間を求めています。薬剤師はもちろん、薬剤師を支える事務員、我々の会社の魅力を伝えてくれる営業の皆さんを広く募集しています。薬局外での事業展開を1つの軸とした調剤薬局で新しいことに挑戦したい、仕事を通して自己研鑽に励みたいという方々のご応募をお待ちしています。
ぜひ一緒に、日本の医療に欠かせない新たな薬局の形をつくっていきませんか。
KINOWA Holdings株式会社
代表取締役社長
小西 徹
代表取締役社長
小西 徹